この間の水木先生のことを書いた時に
“最前戦(フロントライン)”と書いたのでふと思い出しました。
レゲエ好きの私としては“最前線”で思い浮かぶのは
やはり以前バージンレコードが展開していたレゲエ専門レーベルの
バージンフロントラインですね。
レーベルとしては76~80年くらいと短命でした。
80年代に入るとレベルミュージック(反抗の音楽)と呼ばれる
ルーツロックレゲエの終焉をむかえ、
レゲエはダンスホール期に入ります。
レベルミュージックの要素が無くなったレゲエに対して
その後バージンは潔く?フロントラインを廃止。
70年代イギリス国内は経済不況のため失業者が増加。
そこで反体制のパンクムーブメントが起こります。
同じようなメッセージ性を持つレゲエも同時に盛り上がっていきます。
そのムーブメントにバージンが便乗したのは言うまでもありませんね。
まあビジネスは慈善事業ではないのであたりまえのことです。
しかしリリースには手を全く抜かず
今でもそのラインナップの多くは名作として再発され続けています。
これほどの駄作なしのレーベルも珍しいですね。
レーベル発足時のサンプラー的内容の「The Front Line」のジャケットは
その後レーベルロゴになりました。
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